14時50分くらいになり、そろそろ手術室に向かう頃。

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弾性ストッキングを履いて待っていると看護師さんが呼びに来られ、一緒に手術室に向かいました。途中待合室に寄り、母も手術室の入り口まで一緒に行きました。

※画像はすべてイメージです。

white and gray hallway

まずは手術室の入り口で受付。髪の毛が落ちないためにかぶるキャップ(メディカルキャップというそう)をもらってかぶり中に入りました。

母が入れるのは手術室の入り口まで。その後手術の説明などを受けたようです。

その後、担当してもらう看護士さんと手術室へ向かいました。その病院の手術室はかなり広くて、ここでいろんな科の手術が行われてるようでした。確認したわけじゃないけど婦人科だけじゃないんだろうなって。

man in blue jacket wearing blue mask

手術室ってもっと殺風景なのかと思ってたらなんとなく工場のようなイメージでした笑 結構物が多くて、執刀前、もしくは執刀後の先生っぽい人もたくさんいたし、モニターで何かを確認したりといろいろ作業をしておられました。

people wearing surgical clothes inside operating room

手術室はそれぞれ個室になっていて、「こちらです」といわれた部屋に入りました。ここもドラマでよく見る手術室よりももっと作業場といった感じでした笑 電気も普通に明るいし、ベッドもそこまで広くなく最低限の大きさ。まあ体から管を通したりするし、広くする意味はないかな。

手術前、本人確認で名前を言ったり、病名と本日の手術内容を言ってくださいと言われ、私が答えるという行程がありました。今回、子宮と卵管も取るので、あとで聞いてなかった!というトラブルを防ぐためだろうなあと。

それから着ていた入院着から前開きの甚平タイプの入院着に着替え、ベッドの横になりました。もうここまで来たらまな板の上の鯉状態。

doctors doing surgery inside emergency room

それからすぐ全身麻酔をかける作業に入りました。前日麻酔の説明を聞いたのと同じ先生でしたね。呼吸器のようなものを渡され、これを吸いましょうということでその通りにします。2,3回勢いよく吸ったところで記憶がなくなりました。

今回初めて全身麻酔をしましたが、こんな感じなんだあ!と思いました。私は麻酔が効く前、もともとのイメージは、効く前にもっと眠気があったり、目の前が暗くなったりするのかと思ってたら、2,3回呼吸器を吸ってブツっと映像が切り替わって、まるでタイムスリップした感覚。すごく不思議・・・ちなみ夢は見ませんでした。少なくとも自分では記憶にないです。

麻酔が効く前に痛みや苦しみはまったくありません。麻酔の前に痛い処置があるとかも全くなかったし、麻酔が効く前に苦しいとかそういう感じもなかったです。これならそこまで手術に恐怖を感じる必要はなかったなあって・・・

そして、自分ではまったく分かりませんが笑 いろいろ処置が行われたんでしょう。大体2時間くらいの手術だったようです。

次のシーンは看護師さんに「終わりましたよ」と言われた時。この時はなんとなく目が覚めたという印象がありました。

person in blue and white plaid shorts

目は覚めたものの、頭がぼーっとして、体がすごくだるくてやっぱりしんどい・・・あと暑い汗 ただ痛み止めが効いてたと思うので痛みはほとんど感じません。

傷口を確認する余裕はなくて、この段階では腹腔鏡で手術できたのかは分からず。下半身には尿管が入ってて違和感はあるけどこちらも痛くはないです。点滴も打ってます。

一番つらかったのが、麻酔から目が覚めてからすごく気分が悪かったこと。麻酔の説明を聞いた時も先生から「麻酔から目覚めると気分が悪くなる方がいらっしゃいます。30代から50代くらいの女性は特に多いです。」と聞いてたので、ああこれかあ・・・って汗

man in blue scrub suit standing near white and black office rolling chair

目が覚めるとICUとかではなく、すぐに病室に戻りました。ベッドに横になったまま、エレベーターに乗って自分の部屋へ。手術室のベッドから部屋のベッドに下ろされました。

コロナ対策で付添人は病室への入室は基本禁止。ただ手術後、15分間だけ入室が認められていたので、母が入ってきました。あまり大した会話はしなかったかな笑

とにかく気分が悪いのと、暑いのがつらい苦笑 扇子を持ってきたので母に扇子を取ってもらって扇いだり、布団をタオルケットに替えてもらって少しマシになったかな。

a hospital room with a bed and medical equipment

あと足にポンプのようなものをつけました。血栓症の予防のためにつけるらしい。これがプシュ!プシュ!と結構大きな音がします。実はこの日部屋に一人入院された方がいて。うるさいかも・・・と気になってしまいました。まあお互い様だとは思うけど

でもとにかく気分が悪いのがつらくて、病室に戻った後、とうとうもどしてしまいました汗 いつももどしてもいいように専用の容器もあったし、ボタンを押すとすぐに看護師さんが来られて片付けてもらいました。こうなることは日常茶飯事なんだろうなあって。その後、点滴にも吐き気止めの薬を入れてもらいました。

その後母は帰宅。私は就寝。ただ、この日はずっと気分が悪くてまったく眠れませんでした。気分が悪いのと、足にはポンプ、尿管や点滴の管もあるし、寝返りが打てないのでそれもつらかったなあ。私は普段寝る時寝返りを打って、横向きで寝る方なので笑 それができないので腰が痛くなったりもしたし。あと傷口の痛みはほとんどないとは言っても、キリキリ傷むというより鈍痛のような鈍い痛みは感じました。

厳密にいうと寝返り打てないこともないけど、ごそごそしてしまって相部屋の方にうるさくないかなって躊躇してしまったり・・・うーん、やっぱりできるなら個室の方がよかった・・・

定期的に看護師さんが様子を見にこられてたけど正直寝たふりしてました笑

そんな感じで寝られないし、気分は悪いし、腰は痛いし、結構苦しかったけどなんとか翌日の朝を迎えることができました。

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