前回の子宮筋腫闘病記で「手術の日程が決まりました」という記事を書きましたが、

参考:【40代独身女子の子宮筋腫闘病記 vol.15】手術の日程が決まりました。レルミナ錠を半年服用→半年停止→再開しました

子宮筋腫の手術をする上で非常に重要な2択を迫られました。

子宮を全部取るか筋腫のみ取るか

それは手術をする上で、「子宮を全部取るか」それとも「筋腫のみ取るか」ということです。話を聞いてて、先生はどちらかというと「子宮全摘」の方を推奨してるように思えましたが、選択は私の方に委ねられました。

先生は「子宮取りましょう」とは言わないですね。もともとかかってたクリニックの先生も「手術しないといけません」とは言わないし、基本的に決めるのは全部自分という感じです。

子宮全摘術とは

子宮全摘術とは、その名のとおり、子宮を全部取り除く手術です。

子宮全摘術のメリット

診察の時に先生にお聞きした子宮全摘術をした場合のメリットは以下のとおり。

  • 子宮筋腫の再発がなくなる
  • 生理がなくなる
  • 卵巣を残せれば、女性ホルモン自体は分泌されるので体調が崩れにくくいきなり更年期にはならない
  • 手術の難易度が低く、腹腔鏡で手術できる可能性が高まる

正直デメリットのことを考えなければメリットの方が大きいなあと思います。

子宮全摘術のデメリット

デメリットは以下の一点かなと思います。

  • 子宮を取るので子供が産める可能性は0になる

筋腫核出術

筋腫核出術は子宮から筋腫のみを摘出する手術です。

筋腫核出術のメリット

筋腫核出術のメリットは子宮全摘術のデメリットがそのままメリットになるかなあと思います。

  • 子宮を残すので子供が産める

20代、30代、場合によっては40代の方でも、子供を産みたいという希望がある方は筋腫核出術一択になるかなあとは思います。

筋腫核出術のデメリット

筋腫核出術のデメリットは以下の点です。

  • 子宮筋腫が再発する可能性がある
  • 筋腫のみ取っても過多月経が改善しない可能性がある
  • 手術の難易度が子宮全摘よりも高く、開腹手術になる可能性がある

ただ、再発の可能性があったり、先生から過多月経が改善しない方もいますと聞いて、リスクはあるかなあと思いました。

将来的に子供を産みたいという方は、筋腫の手術をするなら早い方がいいと思うし、筋腫があるかどうか検査するのも大事だと思います。(子宮エコーで分かります)

子宮全摘術と筋腫核術を比較して子宮全摘術を選びました

子宮を取るか取らないか、手術をしないといけないかもと思い初めてから実はずっと考えていました。ネット上の子宮筋腫の体験談も検索したり、そして改めて診察で先生にもお聞きしたり。

その上で、正直子供を産まないのなら、圧倒的に子宮全摘術の方がいいなあと思いました。私は独身、結婚の経験もないし、もちろん子供もいないし、出産経験もありません。ただ、年齢も44歳。年齢的にも自然に妊娠する可能性も少ないだろうし、まずパートナーもいないし苦笑

先生には「子宮取ります」という旨をお伝えして、子宮全摘術が決定しました。

独身で子供もいない自分にコンプレックスを感じたり、ダメな人間だなあと思ったことは何度もありますが、それでも楽しいこともたくさんあるし、それで44歳まで生きてきました。それは子宮を取ってもこれからも変わらないかなと思ってます。

子宮がなくなる=生理がなくなる=快適な未来

子宮全摘は「子供が産めなくなる」というデメリットをのぞけば、圧倒的なメリットを感じました。

子宮がなくなるということは生理がなくなるということです。まずはこれがとんでもなく素晴らしい!!!私はレルミナ錠を飲み始めて一足早く生理がなくなるという体験をしていました。その時の「生理がない」という状態が想像以上に快適で笑

子宮筋腫で悩んでる方は、私も含めてですが、月経過多になってる方が多いと思います。経験ある方は分かると思いますがつらいですよね汗 いつ出血してナプキンが終わるかも分からないし、塊の出血があった時はぞっとして、暗い気持ちになりますよね・・・

これがなくなるだけでもメリットだなあって思うし、今後は生理痛もなくなるかなあと思うとそれも快適だし。(実際術後一ヶ月以上経ちましたが、生理痛はありません)

さらに私は卵巣は残せて、レルミナ錠はやめることができるので、ホットフラッシュや頭痛などの、レルミナの副作用だった更年期状態もなくなるのかあと思うと早く手術したいとさえ思ってしまいます。(一ヶ月以上経ってホットフラッシュや頭痛がなくなりました)

子宮全摘よりも筋腫核出術の方が難しい手術らしい

これは先生にお聞きしましたが、子宮全摘よりも筋腫核出術の方が難しい手術になるそうです。なんとなく子宮を全部取るんだから子宮全摘の方が大変な手術のように想像してましたが、違ってましたね。

筋腫のみを取るために、子宮全摘だったら腹腔鏡で手術できるところを、開腹手術になることもあるともお聞きしました。

この時まだまだ手術に恐怖を感じていたので、できれば腹腔鏡で手術できればいいなあと思っていました。「レルミナで筋腫が小さくなれば、子宮全摘だったら腹腔鏡でいけるでしょう」とも言われていたので、それも後押しになりました。

今思うと子宮全摘してよかった

こちらは今日、8月21日に書いていて、手術から一ヶ月以上経ちましたが、子宮全摘してよかったなあと思います。ただ、診察を受けてた頃、子宮全摘を決めた頃は不安で、ナーバスになってたとは思います苦笑

次はMRI初体験の話になります。

前の記事: 【40代独身女子の子宮筋腫闘病記 vol.15】手術の日程が決まりました。レルミナ錠を半年服用→半年停止→再開しました